リハビリチーム

リハビリテーションの禁忌について

理学療法士の清野です。
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎圧迫骨折、人工股関節術後etc…
リハビリはただ単に筋トレをしたり歩いたりするわけではなく、
やってはいけない動きにも注意して行っています。

例えば、上に挙げた人工股関節全置換術であれば、
手術の様式が後方侵入アプローチで、
股関節の屈曲・内転・内旋もしくは股関節の過屈曲という動きをやってしまうと
脱臼してしまうリスクがあります。
術後間もない時期は特に注意が必要です。

その動きは日常生活で意外と行う場面があります。
正座の姿勢のあとに足を崩したり、物を拾おうと前かがみになったり、
和式トイレでかがんだり。

人工股関節に限らずそういった【禁忌】(※下記説明あり)が様々な疾患にあります。

利用者様は誰一人同じ人はいません。

一人ひとり評価をし、やるべきこと、やってはいけないことを把握したうえで
その人に適したリハビリをミロクではご提案してまいります。

正しい日常生活を送って頂く為にも医師の指示やアドバイスをはじめとし、
私共の様な専門職種であるリハビリスタッフのアドバイスなどの情報を得て頂き、
その方が安全に身体の維持・改善に取り組んで頂ければと思います。

▼脱臼肢位参考▼
https://www.f-wajirohp.jp/storage/uploads/block/202103/20210329_183050.pdf

▼主なリハビリに関する禁忌参考▼
リハビリの禁忌とは、リハビリテーションを行うことが危険な状態や、
リハビリテーションを行うことで症状が悪化する状態です。
リハビリテーションの禁忌には、以下のようなものがあります。

  • 感染症
  • 骨折
  • 脱水
  • 低血糖
  • 高血圧
  • 心臓病
  • 脳卒中
  • 骨粗しょう症
  • 肺炎
  • 糖尿病
  • 高脂血症
  • 痛み
  • 疲労
  • 不安
  • うつ

※その他(症状によって医師・専門家にご確認をお願いします。)
これらの状態にある場合は、リハビリテーションを行う前に、医師に相談する必要があります。
医師の判断によっては、リハビリテーションを中止または延期する必要がある場合があります。

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